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なりた歯科クリニック

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一般歯科

一般歯科MEDICAL

もくじTable of Contents
当院の虫歯治療
増えている知覚過敏症

一般歯科

むし歯はう蝕原因菌による細菌感染症です。 進行したむし歯は自然に治癒することのない病気ですので、早めに受診することで処置も簡単に終わる可能性が高くなります。
当院では、様々な検査を駆使し、ていねいにむし歯を取り除くことでなるべく歯を残す治療を心がけています。 そのほか歯の痛みを感じる原因として、20代~50代の方に多く見られる知覚過敏症に対する処置も行っています。

当院の虫歯治療

最低限の侵襲で正確な検査

ダイアグノデントペンの写真

従来むし歯の検査では、肉眼での検査とレントゲン検査が行われてきました。
レントゲン検査は目に見えない箇所の診断に有効ですが、3次元的な構造を持つ歯の状態を2次元のフィルム上で判断するため、歯科医師の経験則による診断になったり、初期むし歯の発見が遅れてしまう可能性があります。

当院では、従来の方法に加えてレーザー光を応用したダイアグノデント ペンを用いた検査を行っています。
ダイアグノデント ペンは歯にそっと沿わせ、表面に655nmの低出力のレーザー光を照射するだけなので、痛みもなく、小さなお子様や妊婦の方にも安心して使用することができます。

レーザー光は測定しにくい歯と歯の間や、咬む面の溝奥深くに潜んでいるむし歯のもつ特性である蛍光反射を読み取り、数値化します。
現在の状態を数値化することによりむし歯の進行状態を把握し、管理することが可能です。

初期むし歯は適切な予防プログラムで管理を行うことで、削らずに済む場合があります。

削る必要のない歯は削らずに、ていねいにむし歯を取る

なるべく健康な歯は削らずに治療

むし歯になってしまったら、歯を大きく削って治療すると思っていませんか?
一昔前までは、歯を大きく削っていましたが、最近では治療法が改良されて、健康な部分は削らずに残すことができるようになりました。

むし歯治療の基本は、MI(Minimal Intervention)の考え方に則り、なるべく削らずに歯を残す治療です。
虫歯が発見された場合は、う蝕検知液という虫歯の部分だけを染める検査液を使って、悪い部分だけをていねいに取り除いていきます。

検知液に染まり、むし歯によって柔らかくなった部分は軟化象牙質と呼ばれ、削っても痛みを感じる事はありません。
従来の治療法のように歯を削りすぎでしまうことがないことに加え、むし歯の取り残しも防ぐことができます。

痛みやストレスに配慮したむし歯治療

むし歯治療は、悪くなってしまった部分とはいえご自身の歯の一部を取り除く治療です。
患者さんは痛みに対する不安、治療内容に対する不安、歯を削る際の音や環境に対する不安など、様々な不安を持って来院されると思います。

治療イスに座るだけで患者さんの血圧が上昇するという報告もされているほど精神的、身体的に負担となるものです。
不安が強いと緊張のあまり、ちょっとした刺激でも強い痛みと感じてしまいます。治療に対する不安をなくすために、痛みに配慮した治療を心がけております。

痛みを伴う治療の際は、麻酔をかけて痛みのコントロールを行います。
麻酔の際の順序は次の通りです。

1.
表面麻酔で注射針を刺した時の痛みを軽減する
2.
痛みの少ない極細の注射針と温度管理された麻酔液を用意する
3.
痛みの感じにくい部位へ麻酔を行い、時間と速度をコントロールしながら徐々に麻酔をかける
4.
麻酔が浸透するまで適切な時間を取り、麻酔完了
歯の神経を守る歯髄保存療法(直接覆髄法)

MTA

重度のむし歯は刺激により歯の中が充血や炎症を起こしやすく、興奮した神経(歯髄)を和らげ、保存する処置が必要になります。
特にむし歯の除去時に歯髄が露出した場合は、通常は水酸化カルシウム製剤というお薬で歯髄の保存をしますが、年齢や歯髄の状態によっては治療が上手くいかない場合があります。 結果的に神経を取る処置(抜髄処置)が必要になることもあります。

歯の神経を取るほどの大きなむし歯では、構造的に歯が脆くなってしまい、歯の寿命が短くなってしまいます。
厚生労働省による調査では、歯を抜く原因の第3位は歯の破折と報告されており、歯髄を残すことは歯の寿命を延ばす観点から非常に重要とされています。

当院では通常歯髄を取るような症例に対し、ケイ酸カルシウムを主成分としたMTA直接覆髄療法(歯髄保存療法)を行うことで、「神経を守る」「歯を残す」治療に取り組んでおります。
MTA(Mineral Trioxide Aggregate)とは、ケイ酸カルシウムを主成分とし、生体親和性や封鎖性が高く、抗菌性に優れた革新的な材料です。

多くの細菌はアルカリ性に弱く、PH9.5で死滅されると言われています。MTAセメントは、治療3時間後にはPH12.5と強アルカリ性へと変化し、高い殺菌性を備えています。

注意点
  • 適応症が限られています

    MTAによる覆髄処置が適応となるのは、非感染生活歯髄です。何もしなくても歯が痛む「自発痛」がある場合は適応が困難となります。MTA治療の可否は歯髄の状態を直接確認した上で、診断いたします。
  • 歯髄を保存できない場合もあります

    MTAによる覆髄処置は、従来よりも高い確率で歯髄を保存できる治療法ですが、歯の状態によっては治療後に、持続した歯髄の炎症などによる抜髄処置が必要になる場合があります。
  • 治療直後は多少しみることがあります

    MTA覆髄治療の直後は、むし歯除去時の刺激や覆髄処置の刺激によって一時的に歯が過敏になり、冷たいものでしみたりする場合があります。これらの症状は時間が経つにつれて軽減・消失していきます。

深い虫歯の写真

増えている知覚過敏症

知覚過敏写真

冷たいものを口に入れたり、歯ブラシをしているときに歯がしみることはありませんか?それは、知覚過敏症状かもしれません。
知覚過敏症状とは、歯ぐきが下がる、歯のエナメル質の摩耗などの歯のトラブルが原因として、徐々に悪化していく歯の状態です。

最近では知覚過敏症で悩まれている方が増加してきています。
原因には様々なものが考えられます。悪化すると食事に支障が出たり、積極的な治療が必要になる場合もあります。症状をお持ちの方はお早めにご相談ください。