眠っている間に呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群とは
睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)は、気道の閉塞などが原因で、睡眠中に何度も呼吸が止まる病気です。日本人でいびきをかく人は約2,000万人以上いると言われていますが、これらの中には数百万人のSASの人が含まれています。
SASの人には寝ているときのいびきや、日中の頭痛、眠気や倦怠感などの症状があります。原因としては顎の大きさの異常、鼻疾患、肥満、アルコールの摂取やなど様々なものが言われています。SASに伴って高血圧や脳卒中などの循環器疾患や、糖尿病などの合併症を引き起こすこともあります。また、日中の眠気のために交通事故や産業事故などを引き起こす可能性がある怖い病気でもあります。いびきや歯ぎしりがひどく、日中の過度な眠気に心当たりのある方には重篤な症状が出る前に、適切な検査と治療が必要です。