2022年4月から、保険診療でのチタンクラウンの適応が広がり、前歯の治療にも対応できるようになりました。
チタンクラウンは2020年6月に保険適用補綴となりました。適用材料は純チタン2種で、鋳造にて作成される大臼歯(上下左右 6~8番)のクラウンが対象となっていました。さらに金属イオンの溶出も少なく、金属味(鉱味)がしません。比重も軽く熱伝導性が低いため、支台歯に対して優しい金属です。
今回の改定では前歯に対してチタン合金とレジンというプラスチックを使用した治療が可能になるというものでした。金属アレルギーを心配される患者さまには朗報ですね。
チタンは人工関節にも使用される生体親和性の高い金属なのですが、作業における取り扱いが難しいと言われています。よって全ての症例に対して最善というわけではありません。
当院では従来からの治療とあわせて患者さまに最適な治療をご案内しています。ご質問はスタッフまでお気軽にお声掛けください。