最近ホワイトニングを希望して来院される患者さんが増えてきました。
「歯が黄色っぽいのを気にして、笑うときについ口元を手で隠してしまう」
「写真を撮るときに自信を持って笑顔を作れない」
この様なお悩みから、歯のホワイトニングを希望される方々が、たくさんおられます。
まず歯を白くする方法として、ホワイトニング剤を使う方法と、人工の歯を被せる方法があります。人工の歯を被せる方法についてはまた別の機会に書くとして、今回はホワイトニングについて少し触れてみたいと思います。
歯のホワイトニングの前に、歯の色調について整理してみましょう。歯の色の印象を決める要素には、明度と彩度、色相があります。
明度とは歯の明るさ、彩度とは色の濃さ、色相ら色の種類です。これらの段階によって歯の色調を作り出しています。歯科医院ではシェードガイドという色見本を使い、ホワイトニングの効果を客観的に評価する事が多いと思います。ここで注意が必要なのは、ホワイトニングで変化するのは明度が殆どであり、色相にはあまり変化がないという点です。明度が上がるので確かに歯の印象は明るくなりますが、芸能人の様な純白にするのは難しいと言えます。
しかし、様々なホワイトニングを組み合わせることで希望の歯の明るさに近づけることはできます。その際に歯の表面に白濁や縞模様があったりひび割れがあると、ホワイトニングをする事でかえって目立ってしまったり知覚過敏を引き起こす事もありますので、ホワイトニングをする前の診査診断がとても大切です。
当院ではオフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、ウォーキングブリーチといった様々なホワイトニングメニューを用意し、患者さんの願いを叶えるべくホワイトニングの施術を行なっています。
ホワイトニングを希望される方は、あらかじめ歯科医師に歯の状態を診てもらい、十分に相談の上施術を受けていただくことをお勧めいたします。